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10兆円の歳出削減でGDPが10兆円減少する−竹中経財相−
平成17年8月19日、竹中経財相は「10兆円の歳出カットはGDP(国内総生産)を2%(つまり約10兆円)押し下げる」と語った。現在国の債務は約800兆円、GDPは約500兆円だから、国の債務のGDP比は800/500=1.6である。このシミュレーションに従えば、10兆円の歳出カットでGDPが10兆円減少するわけだから、国の債務のGDP比は(800−10)/(500−10)=1.6122・・・となり、増加する。すなわち、歳出カットは景気を悪化させるだけでなく、財政も悪化させてしまうというのが、竹中経済相の結論である。以下具体的な発言内容を引用する。
竹中経財相「民主マニフェストの歳出削減、整合性欠く」
 竹中平蔵経済財政・郵政民営化担当相は19日、京都市の立命館大学で学生向けに講演し、民主党が示した10兆円の歳出削減を柱とするマニフェスト(政権公約)について「マクロ経済や個別の政策との整合性を欠く」と批判した。「郵政民営化ができなくては年金も医療も改革などおぼつかない」とも述べ、構造改革の実現には郵政民営化が不可欠との考えを強調した。
 竹中経財相は「10兆円の歳出カットはGDP(国内総生産)を2%押し下げる。景気に与えるマイナスの影響は大きい」と指摘。歳出削減の中身にも触れ、国の直轄公共事業の半減について「維持補修など必要最低限の部分を除くと、羽田空港拡張や東京外環道路整備に回せる資金はなくなる」と述べた。
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